ちょっと深い!?ビタミンCの話 化粧品編!

今回はいよいよ化粧品に含まれるビタミンCのお話です!

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実はビタミンCが化粧品に配合される時、ビタミンCとは表記されず、正式名称である【アスコルビン酸】もしくは【アスコルビル酸】と表記されます。
化粧品は含有成分を全て記入する決まりになっているので、ビタミンCが配合されているかはパッケージに印字されている全成分表を見れば分かります。
またビタミンCはビタミンC単体では大変もろく、壊れやすいためミネラルなどと結合させて安定させて配合されます。
その時の表記はアスコルビン酸Mgやリン酸アスコルビルなどと表記がされています。

さて、そんなビタミンCですが、お肌に付けることで得られる効果は下記の通り!
【1】皮脂分泌の抑制
思春期に多い、肌がべたべたするような脂性肌はビタミンCで抑えることが可能です!ビタミンCは最適な皮脂量に調整してくれる効果があります!
思春期ニキビでお悩みの方はビタミンCがお勧め。しかし、皮脂を抑える反面、肌を乾燥させやすくすることも。乾燥肌やアトピーの方はアスコルビルグルコシドというビタミンCを使用するか、まずは保湿を重点的にされた方が良いかもしれません。ちなみにこのアスコルビルグルコシドというのはビタミンCとブドウ糖が結合された非常に低刺激、長い持続性、高濃度と優れた特性をもったビタミンC誘導体です。

【2】抗酸化
皮脂は油なので、空気に触れると酸化を起こし腐敗してしまいます。酸化皮脂は硬く固まり、毛穴に詰まって毛穴を広げてしまうだけでなく、肌を強烈に劣化、老化させてしまいます。ビタミンCは酸化した皮脂を還元し元に戻してくれる嬉しい効果があります。

【3】美白
肌を白く透明感ある色味に、さらにシミを薄くする効果も!
これは2の抗酸化にも繋がる効果なのですが、しみなどの肌の色づきは、色素を出す細胞から分泌されるメラニンと言う物質が酸化をして茶色くなることで起きています。ビタミンCは色づいたメラニンを抗酸化(還元作用と言います)させ、色を落としてくれる効果があります。色づいたメラニンがなくなることで肌全体に明るくトーンアップするのです!

【4】弾力成分の生成
弾力成分とは肌の深部にあるコラーゲンのことを言います。このコラーゲン、身体で自然に作られるのですが、原料の一つがビタミンC。バネのような弾力を肌にもたらすことでたるみやしわが軽減します!

この4つが代表的なビタミンCの効果!どれもアンチエイジングには欠かせない効果です☆
ただ、どんな良い成分も毎日の積み重ねが大切。
ぜひ毎日のスキンケアに摂り入れてみてください!

ただビタミンCは一般的に熱や光に弱いため紫外線が当たる場所に保管するのはNG。できれば冷蔵庫保管が望ましいです。
またビタミンCびは紫外線が当たることで肌にダメージを与える光毒性という特性もあります。「ソラレン」という物質が引き起こす症状なのですが、上記のようなビタミンC誘導体というものに変化させたものはその心配はほぼありません。誘導体になっていないピュアビタミンCや柑橘系のアロマオイル、エッセンシャルオイルなどには光毒性があるものもありますので取り扱いには少し注意が必要かもしれません。化粧品化されているものはほぼ心配ないと言えますが、覚えていて損はないでしょう。どうしても心配な方は夜だけの使用にしていれば安心です。

化粧水や美容液など、多岐にわたる化粧品に含まれているビタミンC。なぜ配合がされているのか、なぜ肌に必要なのか。
理解をした上で活用するとまた肌の変化も早くなります。少しでも化粧品選びの一助になりましたら幸いです。

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