思春期ニキビ VS ネットの美容情報

当店に来られるお客様は若くて中学生から、幅広い年代の方が来られています。

脱毛、フェイシャルエステともに人気なのですが、中学生や高校生に人気なのがフェイシャルエステ。
ご両親(特にお母さま)が予約をして来店されることが多いのですが、ニキビなどの肌トラブルを抱えていることも多く、「なんとかキレイにしてあげてほしい!」とご相談をよく頂きます。

ニキビは思春期ならでは
誰もが一度は通る道

と思われるかもしれませんが、最近の若年者のニキビはまた少し違う傾向がみられる気がしています。

それは自分自身で悪化をさせているケースが多いということ
です。
この原因の一つに間違ったスキンケアが挙げられます。

ネットの美容情報は正しい?

現代で10代の男の子がスキンケアをしていることは珍しくも何ともありません。
来店される10代のお客様ももれなく自分自身でスキンケアをしています。

それ自体は非常に素晴らしく、私自身も応援をしています。
ですが初めてのスキンケア。興味を持っても何から始めればいいのか分からない方が多いでしょう。
10代の男の子です。お母さんに聞くのも、友達から聞くのも、恥ずかしいかもしれません。

では一体どこからスキンケアの方法を学び、知ったのかヒアリングをすると、十中八九ネットによる情報になります。
検索をかけるとすぐに答えがでてきますので当然と言えば当然です。私もよく美容のことでもネットで調べ物をします。

ブログや美容サイト、youtubeなど様々な場所に情報が溢れているのですが、重要なのはその正確性です。

結論から言いますと、ネットに溢れている美容情報に「これは全然違う!」という情報は

ほぼありません!

ネットの美容情報はほぼ正しい!でも・・・

ですが、勘違いしてほしくないのは、スキンケアの方法においてその情報や方法が万人共通か、と言われるとそれは違うという事です。
例えば、

朝と夜、両方洗顔をした方がいいのか

という、美容に興味があれば誰もが一度は持つ疑問。私も美容歴が浅い時は迷いました。
ネットでは不要説と推奨説が存在しますが、どちらが正しいのでしょうか。
両方同じ数だけ推している声があるように見えます。

ですがそれもそのはず。なぜなら両方間違っていないからです。

つまり、朝と夜の洗顔が必要な肌の方もいれば、夜だけで十分という肌の方もいるという事です。
肌質やその時の肌状態によってどちらが正しいかは変わります。
肌状態が直接見られないネットの情報では、あくまで「こういうスキンケアの方法もあるよ」という受け取り方に留めておいて、それを信じすぎない心構えも大切です。

特に美容関係ではこうした複数の答えがあることは珍しくありません。真実はいつもひとつ!という訳にはいかないんですね。なので断言できないことがほとんどです。その人がもつ肌の状態や癖、食生活やストレスのかかり方などで同じトラブルでもケアの方針は変わります。
ネットの情報に迷ってしまい、結果、間違ったスキンケアを続けてしまう。そうしてせっかくの努力が悪い方向に進むように肌トラブルが悪化しているケースを多く見ています。
多くの場合がケアのやり過ぎです。やればやるほどキレイになるのでは、という気持ちは良く分かります。ですが、肌は本当にデリケート。ケアのやり過ぎも化粧品の付けすぎもプラスに働くことばかりではありません。
なので、心苦しいのですがお客様には今行っているスキンケアに「待った!」をかけることも少なくありません。

思春期ニキビのセルフケア

思春期にできるニキビに限って言えば、ある意味自然な現象です。
二次成長期を迎え、男性ホルモンの分泌量が増え、皮脂の量も男性らしく、ぐっと増えます。
女性ではメイクを始める時期の方も多く、今まで肌に付着したことのなかったファンデーションなどが毛穴を埋めてしまうことも。
おこずかいでファストフードや揚げ物を買う機会も増えているのではないでしょうか。
さらに部活動なども盛んになり汗をかき、屋外ではグラウンドの砂埃も肌に付着することも多いです。

肌は汗と皮脂でべたつき、汚れが付着をして酸化をして毛穴を塞ぎます。それでも皮下では毎日のように皮脂は分泌され、出口をなくした皮脂は皮下で溢れ、そこに菌が発生し赤みのある炎症ニキビは出来上がります。

他にも友達関係や勉強、恋愛など、良くも悪くもストレス要件がたくさんあります。
ニキビは精神的なものも非常に大きな原因の一つですので、身体の外からも内からも思春期ニキビは非常にできやすい環境下にあるということです。

間違ったスキンケアとは炎症ニキビに負荷をかけてしまうことです。
例えば触る、ひっかく、こする、潰すが最たるもの。
そして間違った化粧品選びと使い方です。
ちなみに現代でこそ言われなくなりましたが、一昔前まではニキビは潰すと良いと本気で言われていました。今は潰すとニキビ跡(クレーター)になるので推奨はされていませんね。ただし、皮膚科やクリニックでは正しく潰す治療も存在します。要は自分で潰すのはNGが正解です。

男性向けの化粧品ではニキビ用と書かれたものが多数存在します。
しかしその多くが脱脂(皮脂を取り除く)作用が強いものが多いです。皮脂の分泌が多いことがニキビの原因と見れば一見正しく見えますが、果たして肌表面の皮脂を落とすのに強い脱脂力が万人に必要かは疑問です。また脱脂をすることで一時的にどうしても肌は潤いを無くします。強い乾燥状態になり、ニキビで敏感になった素肌が空気中にさらされ、埃などが入り込み新たなトラブルの種になるかもしれません。そうならないためにも化粧水などの基礎化粧品での保護は必要です。
ニキビケア用の化粧品は使ってはいけない訳ではありませんが、使い方は要注意です。

また洗顔についても同様です。
洗顔自体が正しい行為でも、そのやり方が間違っていれば肌の負担になります。しっかりと泡を立て、手でこすらないように泡で洗う。
これが洗顔の基本になりますが、「洗顔をしましょう」だけでは泡立ての必要性が伝わりませんし、どれくらい泡を立てればいいのかも分かりません。情報としては間違っていないのに、結果、間違ったスキンケアになってしまうのです。

思春期ニキビの一番の対策は清潔にすること。
どのように清潔に保つのか。使用する化粧品や方法は正しく知る必要がありそうです。

自分でいろいろ試して自分で答えを見つけるというのは私もやってきましたし、反対ではありませんが、その結果の理由や理屈を知らないと本当の知識にはなりません。(理屈を知ってからいろいろと試すのはありです!)
それにスキンケアを変えたとしても1週間や2週間で結果は現れません。最低でも3か月は継続をして経過を見る必要がありますので大変時間がかかります。本当に悪化をして困る前に一度専門家に相談されることをお勧めしています。

最後に

エステサロンはお一人のお肌を見るのに1時間以上かけてみています。また私生活などに原因がないか、普段のスキンケアはどういったものかなど詳細を知るためにカウンセリングも行います。
そうして実際に肌に触れてケアをしてから、その人の肌に合った化粧品やスキンケアの方法などお伝えしています。

当店の目標は
お客様自身が自分の肌をケアができるようになること
です。

そのため、その人にとって正しいスキンケア情報をお伝えできるように努めています。

一度スキンケアに失敗して、肌が乱れたとしても二度と戻らなくなる、なんてことはありません。
正しい方法に変えて、正しい考え方を持つことで変わるものがきっとあると思います。

ぜひ一度お近くのエステサロンに足を運んでみてください。
きっとフェイシャルエステを受ける以外にも新しい体験があると思います。

当店では初回のお試しエステも学割もございます。
よろしければぜひ一度ご相談くださいませ。
https://hikarisuhada.com/course/trial/

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